クラウン
チタン冠(保険適用)
12%金銀パラジウム合金は鋳型の温度を750℃前後で鋳造するのに対して、純チタンは鋳型の温度を900℃ぐらいから室温になるまでプログラム設定をして鋳造する必要があります。
■なぜそうしないといけないのか?
鋳型の温度が高いと、鋳造するのは容易だが酸化して硬くなり、純チタン本来の特性が失われてしまうからです。
そのためその特性を活かす上で、チタン専用の埋没材、チタン専用の鋳造機が必要になります。
弊社は25年以上のチタン鋳造の実績があり、加えてレーザー溶接による技工作業も行っております。
松風PEEKブロック(保険適用)
適用部位は全ての大臼歯です。
CAD/CAMインレー(保険適用)
参考画像
小臼歯:CAD/CAMインレー
大臼歯:ジルコニアインレー
※形成と色調の注意点がありますのでご確認ください。
CAD/CAMインレー 修復のポイント
メタルやレジンインレーとは異なり、特有の留意点があります。
・マージンは、対合歯および隣接歯との接触部位を避けてください。・すべての線角および点角は丸めてください。
角部への応力集中回避、スキャン精度向上、セメントスペース拡大防止が望めます。
・イスムス部(狭窄部)で破折しやすいため、イスムス部は1.5 mm以上の厚みを設けてください。
・試適や装着時の破折を防ぐために、窩洞側壁の勾配をメタルインレーより強めにしてください。(4~6°)
・メタルインレーのように窩縁斜面(ベベル)を付与せず、バットジョイント(ノンベベル)にしてください。
窩縁斜面(ベベル)を付与するとインレー辺縁が薄くなり、破折する恐れがあります。
・ラフマージンにしないようにしてください。
・歯肉側マージンは、ラウンドショルダー、ディープシャンファーにしてください。
※出典:メーカー提出資料(YAMAKIN株式会社)
CAD/CAMインレー 装着のポイント
CAD/CAM冠と同じ方法で装着していただけますが、前処理材の厚みなど考慮すべきポイントがあります。
- 歯面への前処理材(ボンディング材)を光照射して使用する場合、前処理材の厚みも考慮してください。
- CAD/CAMインレー側の前処理で内面処理加算(45点)があります。
- 遮蔽性のレジンセメント※は、辺縁が白くなりすぎる傾向があります。
※CAD/CAMインレーの場合、レジンセメントが表層に露出するため、KZR-CADマリモセメントLCは審美性の面で推奨いたしません。
パラジウム価格高騰の影響から、金銀パラジウム合金の代替材料としてCAD/CAM冠用材料(ハイブリッドレジンブロック)の注目度がますます上がっています。
脱離や破折、再製などのトラブルを回避し、スムーズな治療をおこなっていただく参考になれば幸いです。
出典:企業提出資料(YAMAKIN株式会社)
対応ブロックA2/A3/A3.5
前歯・小臼歯・大臼歯
特殊グラデーションジルコニア(自費)
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1.プロビジョナルクラウンのためのCADデザイン
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2.口腔内で調整後、技工所にて形態修正済みのプロビジョナルクラウン
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3.調整済みのプロビジョナルクラウンをダブルスキャン
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4.完成
1⏌ジルコボンド(インプラント)
カスタムアバットメント
⎿1ジルコボンド
A1/A2/A3/A3.5
自然感★